陰茎やそれを握る手はもちろん、腹にまで達したそれは、
当然まわしにも降り注いだ。

自分の汗や体液だけではない。
他の部員にもこぞってつけられた、様々な汚れの染み込んだ
異臭を放つマワシに、新たなシミを追加した。

「はぁ・・・はぁ・・・」

朦朧とした射精の余韻の中、練習場から漏れ聞こえる活気に
かつての極々真っ当な練習風景を懐かしく思い起こしながら

彼は再び意識を失った。


END